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抗酸化力のある野菜を摂ろう

~アンチエイジング農産物~

まずは、活性酸素について知ろう!

活性酸素は本来、身体に必要なものです。例えば、体内に入り込んだ細菌類を駆除してくれる役割を持っています。活性酸素があるからこそ、健康維持することができます。

活性酸素を消去する力が図れるようになりました!!

狭義の活性酸素は過酸化水素(H2O2)、スーパーオキシド(O-)、一重項酸素(1O2)、ヒドロキシラジカル(HO-)の4種類があり、農業生産法人ミドリ(株)では比較的安定している過酸化水素を除く3つの活性酸を消去する力に着目し、メディカル青果物研究所に分析依頼をしています。

分析結果から分かる内容

しかし、増えすぎると老化の原因に

活性酸素が増えすぎると身体をサビさせやすくなるので細胞の老化が早まります。お肌のトラブルや生活習慣病などは活性酸素が原因で引き起こされることが多いと言われています。活性酸素を増やす原因は、「激しい運動をする」「強いストレスを感じる」「紫外線を浴びる」「喫煙」「食生活の乱れ」などがあります。

・スーパーオキシド消去活性値→老化に関係

・ヒドロキシラジカル消去活性値→病気に関係

・一重項酸素消去活性値→日焼けに関係

論文などから分かったこと

中井さち・丹羽光明・山崎成一郎、土壌の違いによる野菜の抗酸化力への影響、九州看護福祉大学紀要、H22、p125

有機農法の方が慣行農法に比べて抗酸化力の高い野菜を栽培できることが示唆された(中井さち・丹羽光明・山崎成一郎、土壌の違いによる野菜の抗酸化力への影響、九州看護福祉大学紀要、H22、p125)

丹羽光明、無農薬食材への身体への影響、第三報、人体科学会第19回大会、2009、p52

有機農法で栽培した食材で一定期間アレルギー症状を持つ患者が食餌療法として摂取した場合、アトピー性皮膚炎などの改善効果がみられた(丹羽光明、無農薬食材への身体への影響、第三報、人体科学会第19回大会、2009、p52)

池羽智子・鹿島恭子、県産野菜の抗酸化性の評価と加熱調理による変化、茨城県農業総合センター園芸研究所報告、第14号、2006、p27

ゆでることにより抗酸化性は低下した。抗酸化性を高く保持する調理方法としては、生のままサラダとして食べたり、てんぷらなどの揚げ物が効果的と考えられる(池羽智子・鹿島恭子、県産野菜の抗酸化性の評価と加熱調理による変化、茨城県農業総合センター園芸研究所報告、第14号、2006、p27)

有機と慣行の作物で、抗酸化物質、カドミウム、残留農薬含量に有意差を確認

作物の消費を慣行のものから有機のものに切り替えることによって、エネルギー摂取量の増加なしに、(ポリ)フェノール類などの抗酸化物質の摂取量を20~40%増加をもたらすと試算されている。なお、この点について、Brandら(2011)は、慣行の果実・野菜を摂取していたオランダの消費者が、有機菜栽培の果実・野菜に切り替えて、果実・野菜の摂取量を12%増加させたと仮定した時の健康増進効果を試算した。その結果、平均余命が女性で17日、男性で25日増えると計算された(No281有機と慣行の作物で、抗酸化物質、カドミウム、残留農薬含量に有意差を確認、西尾道徳の環境保全型農業レポート)

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